てるてる法主おひよりおどり 歌川国芳 年代不詳
おひよりごきとふ/\ てり升/\てらせ升
おてんきくわいせい/\ お子さまがたのおてざいく
あしたハおひよりはれ升/\
おてんき/\ おひより/\/\
めつそなおてんきごうぎなおひより
てり升/\/\"
お日和ご祈祷お日和ご祈祷 照り升照り升照らせ升
お天気快晴お天気快晴 お子様方のお手細工
明日はお日和 晴れ升晴れ升
お天気お天気 お日和よりより
滅相なお天気 豪儀なお日和
照り升ますます
2011年8月21日日曜日
2011年8月15日月曜日
甲越勇将傳 武田家廿四将 山本勘助入道鬼齋晴幸 歌川国芳
Yamamoto Kansuke Nyudo Dokisai Haruyuki / Koetsu yusho den Takeda-ke nijushi-sho (Biographies of Heroic Generals of Kai and Echigo Provinces, Twenty-four Generals of the Takeda Clan) / Kuniyoshi
甲越勇将傳 武田家廿四将 山本勘助入道鬼齋晴幸 歌川国芳 1848年
"三州牛窪の産 幼稚(おさなき)より兵書に眼を曝(さらし)て孫呉が奇術を得たり若冠(わかゝり)し時故有て五體不具となりし事或ハ武田家に仕官(つかへ)て所々に勲功ありし等ハ人能知れバ此紙に不言 扨も永禄四年辛酉九月四日に武田上杉の両軍勢川中嶋に合戦の砌 敵将謙信奇計をめぐらし車係の陣を布(しき)味方の勢の難義といひ曾(かつ)ハ大将の籏本さへ危しと見切しかバさらバ命を爰に捨て君恩を報ずべしと手勢を撰(すぐつ)て七十五人 北越無雙の勇将と聞し長尾越前守義景が勇ミ進める兵の中へ會釋もなく突て入 縦横無盡に切て廻り目に余る大軍を七度まで追崩し身も鉄石にあらざれバ數ヶ所の深手に是までなりと一歩も不去(さらず)討死なししハ實(げ)に比類なき働ともまた惜むべき有様ともいふべし 應需 柳下亭種員誌"
2011年8月8日月曜日
太平記英勇傳 荒儀攝津守村重 歌川国芳
no. 27 Aragi Settsu-no-kami Murashige / Taiheiki eiyuden (Heroes of the Great Peace) / Kuniyoshi
太平記英勇傳 荒儀攝津守村重 歌川国芳 1848~1850年頃
"攝州伊丹城主なり其先将軍義昭公に随従して春永に鉾楯(ぼうじゆん)せしが義昭公の柔弱なるをうとんじ大多に降り春永の面前に出るに及んで村重の曰己が領國摂州の地ハ総て十三郡分國にして敵徒所々に城を構へ兵士を集むあハれ其(それがし)に切取の事を仰付られなバ身命を抛(なげうち)切鎮るべしと言上なすに春永莞尓として答をなさず坐右を見玉ふに高坏に饅頭を盛並しものあり腰刀を引抜切先に三ツ五ツ串貫(さしつらぬき)いかに村重我寸志なり食すべしとて目の上に差付たまふ一坐色を失なふ中に荒儀聊(いさゝか)恐るゝさまなく有がたしとにじりより大の口をくわつと開き切先に貫し饅頭を只一ト口に食んとなす春永大きに笑ひ玉ひ聞及し汝が大膽我をさへ驚せり望に任せ切取て摂津守たるべしと仰けれバ村重面目を施し直に打立程なく一國を切従へしが後再び春永に叛き竟(つひ)に伊丹の城を責落され圍(かこミ)を切抜一命を遁れ剃髪して一期を送りしとかや 一家略傳史 柳下亭種員記"
2011年8月7日日曜日
田中俊一氏講演スライド「その他の課題」
第四回原発対策国民会議における田中俊一氏の講演スライドより
スライド37
「厳しすぎる食物摂取基準値による被害の拡大」
保守的な仮定
・年平均濃度とピーク濃度の比をEUでは1/10に対して、1/2を仮定 ⇒ 5倍
・Sr-90/Csの比を0.1と仮定(実際は、0.01以下) ⇒ 5%
・食品摂取量について調査結果1365g/日を1600g/日と仮定 ⇒ 17%
・全ての食品が汚染されていると仮定 ⇒ 非現実
・米へのセシウムの移行係数を10%と仮定〈平均データは1%以下)
⇒耕作制限地の拡大
セシウムー137の内部被ばく換算 1mSv/72000Bq
★ 伊達市のキロ当たり580Bq梅を一年間に10kg食べた場合の被ばく量は、75μSv。
★ 神奈川県の新茶から、570Bq/kgのセシウムが検出されたことで、出荷自粛措置がとられたが、これは一年間に135kgのお茶を食べた場合、1mSvになる値である。
☆ 海水浴場の基準:10リットルの海水を飲むと7μSv。
スライド38
被ばく線量基準の決め方、適用には課題が多い
その1:計画的避難区域
100mSvまでは、「直ちに影響のでるレベルではない」といいつつ、来年3月11日まで現在の地に留まって生活を続けた場合、積算線量が20mSvを越えることになるという予測に基づいて避難。
→ 緊急時ひばく状況(年間20-100mSv)
その2:学校の基準
現存被ばく状況(年間1-20mSv)にある福島市や郡山市等の学校の基準は、当初は年間20mSvを適用、その後、年間1mSvを目標とすると訂正。(父兄等の心配と混乱)
→ 成人、子供、妊婦の区別なし。
その3:従事者の緊急時被ばく線量の扱い
福島原発の事故収束に向けた作業者には、緊急時ひばく限度として250mSvが適用されている。一方、通常の職場では、年間50mSv、5年間で100mSvの被ばく限度が適用される。
福島原発での被ばく線量を通常の被ばく線量と別扱いしないという厚生労働省の通達が適用されると、福島原発での作業者はその後、他の職場での仕事が出来なくなる。
→ 緊急時と平常時の基準が交錯(省庁縦割りでは現在の状況は乗り切れない)
その4:放射性廃棄物の基準
廃棄物処理施設の周辺住民被ばくは1mSv/y以下。処理業者も電離則に沿って1mSv/y以下。埋設処分管理期間終了後は10μSv/y(6月3日安全委員会)
→ 福島県の状況を認識しない無責任
ガレキは8000Bq/kg以下なら一般廃棄物として処分可能(環境省)
→ 汚染のスクリーニングは事実上不可能
スライド40
国は住民に対する適切な発信ができていない
・事故当初おいて、適切な原子力防災対応をしなかったことで、避難指示を受けた多くの住民は飯舘村などに避難した。つまり、国の適切な発信がなかったことにより計画的避難区域では無用の被ばく、特に子供達が被ばくをしたということに極めて強い怒りと不信感がある。
・避難を余儀なくされた住民は、戻れるか、いつ戻れるかということで、絶望感と望みの中で揺れ動いている。国は具体的に除染の取組みを始め、こうした不安に応えることが急がれる。また、避難住民の大きな悩みの一つは仕事の喪失であり、住民は除染作業に参画し、安定した仕事を持ちつつ復帰できることを強く希望している。
・福島県民は、放射線被ばくに対して強い懸念を抱いている。特に、子供達の被ばくについての母親の心配は極めて深刻であり、子供達の生活環境の放射線量の低減化を図りつつ、放射線による健康影響について、正しく理解できるような取組みが必要である。
・福島市等の学校では、30度を越すような日でも校舎の窓を閉め切ったり、マスクをして授業を行っているが、これは意味がない。国(文部科学省)の測定では、飯舘村や川俣町も含めて3月末からは特別の対応が必要な空気中の放射能は観測されていないことを踏まえて、適切なアドバイスをすべきである。
同様のことは、洗濯物を外で干すとか、布団を干すということにも当てはまるもので、生活者の立場での適切な発信が大事である。
スライド41
「大気中の放射能」
空気中には放射能がないので、窓をしめたり、マスクをしたり、長袖を着る効果ゼロ。洗濯物、布団も外で乾燥させても問題はない。
スライド42
国(政治)が取組むべき緊急課題
① 国の責任で放射能除染に早急に着手すること
・国が責任をもち、除染は各自治体に委ねること。
・除染活動には地元住民の協力を得て、当面の労働(雇用)の機会とすること。
・避難住民の復帰は、2年程度を目処に取り組むこと(復帰への希望がもてること)。
② 放射能除染に伴う廃棄物の最終処分方法を早急に提示すること
・産業廃棄物でもなく原子炉規正法上の廃棄物でないが、安全な管理処分は極めて容易である。
・広域除染、数千万トンに及ぶ廃棄物の処分場は、各自治体、または県が責任をもって用意すること。
・放射能汚染を除去するためには最終処分場が不可欠であることを住民に理解してもらうことが
必要。(首長の指導力と覚悟を支援する国の協力が不可欠)
・簡便さとコストを考慮しない処理・処分方法は現実性がない。(思いつきの提案は混乱の原因)
③ 住民(福島県民)への適切なアドバイス
・現存被ばく状況にある地域での日常生活のすごし方(ストレスを少なくするための方策)
・空気中ダスト測定結果を踏まえ、マスクや長袖着用、窓を閉め切った生活の無意味さを説くこと。
・汚染地域での農作物へのセシウム取り込み防止の方法を提示すること
・食品摂取に関する基本的な注意
④ 住民に対する健康管理
・小児・子供、女性(妊娠可能)に対するセシウムの健康影響について、住民が納得できる説明が必要(現状は不安と疑心暗鬼で大混乱状態)
・子供への積算線量計の配布については、測定結果をサポートすることが必要。
・個々の住民の被ばく量の推定と長期的な健康管理体制の構築
以上
スライド37
「厳しすぎる食物摂取基準値による被害の拡大」
保守的な仮定
・年平均濃度とピーク濃度の比をEUでは1/10に対して、1/2を仮定 ⇒ 5倍
・Sr-90/Csの比を0.1と仮定(実際は、0.01以下) ⇒ 5%
・食品摂取量について調査結果1365g/日を1600g/日と仮定 ⇒ 17%
・全ての食品が汚染されていると仮定 ⇒ 非現実
・米へのセシウムの移行係数を10%と仮定〈平均データは1%以下)
⇒耕作制限地の拡大
セシウムー137の内部被ばく換算 1mSv/72000Bq
★ 伊達市のキロ当たり580Bq梅を一年間に10kg食べた場合の被ばく量は、75μSv。
★ 神奈川県の新茶から、570Bq/kgのセシウムが検出されたことで、出荷自粛措置がとられたが、これは一年間に135kgのお茶を食べた場合、1mSvになる値である。
☆ 海水浴場の基準:10リットルの海水を飲むと7μSv。
スライド38
被ばく線量基準の決め方、適用には課題が多い
その1:計画的避難区域
100mSvまでは、「直ちに影響のでるレベルではない」といいつつ、来年3月11日まで現在の地に留まって生活を続けた場合、積算線量が20mSvを越えることになるという予測に基づいて避難。
→ 緊急時ひばく状況(年間20-100mSv)
その2:学校の基準
現存被ばく状況(年間1-20mSv)にある福島市や郡山市等の学校の基準は、当初は年間20mSvを適用、その後、年間1mSvを目標とすると訂正。(父兄等の心配と混乱)
→ 成人、子供、妊婦の区別なし。
その3:従事者の緊急時被ばく線量の扱い
福島原発の事故収束に向けた作業者には、緊急時ひばく限度として250mSvが適用されている。一方、通常の職場では、年間50mSv、5年間で100mSvの被ばく限度が適用される。
福島原発での被ばく線量を通常の被ばく線量と別扱いしないという厚生労働省の通達が適用されると、福島原発での作業者はその後、他の職場での仕事が出来なくなる。
→ 緊急時と平常時の基準が交錯(省庁縦割りでは現在の状況は乗り切れない)
その4:放射性廃棄物の基準
廃棄物処理施設の周辺住民被ばくは1mSv/y以下。処理業者も電離則に沿って1mSv/y以下。埋設処分管理期間終了後は10μSv/y(6月3日安全委員会)
→ 福島県の状況を認識しない無責任
ガレキは8000Bq/kg以下なら一般廃棄物として処分可能(環境省)
→ 汚染のスクリーニングは事実上不可能
スライド40
国は住民に対する適切な発信ができていない
・事故当初おいて、適切な原子力防災対応をしなかったことで、避難指示を受けた多くの住民は飯舘村などに避難した。つまり、国の適切な発信がなかったことにより計画的避難区域では無用の被ばく、特に子供達が被ばくをしたということに極めて強い怒りと不信感がある。
・避難を余儀なくされた住民は、戻れるか、いつ戻れるかということで、絶望感と望みの中で揺れ動いている。国は具体的に除染の取組みを始め、こうした不安に応えることが急がれる。また、避難住民の大きな悩みの一つは仕事の喪失であり、住民は除染作業に参画し、安定した仕事を持ちつつ復帰できることを強く希望している。
・福島県民は、放射線被ばくに対して強い懸念を抱いている。特に、子供達の被ばくについての母親の心配は極めて深刻であり、子供達の生活環境の放射線量の低減化を図りつつ、放射線による健康影響について、正しく理解できるような取組みが必要である。
・福島市等の学校では、30度を越すような日でも校舎の窓を閉め切ったり、マスクをして授業を行っているが、これは意味がない。国(文部科学省)の測定では、飯舘村や川俣町も含めて3月末からは特別の対応が必要な空気中の放射能は観測されていないことを踏まえて、適切なアドバイスをすべきである。
同様のことは、洗濯物を外で干すとか、布団を干すということにも当てはまるもので、生活者の立場での適切な発信が大事である。
スライド41
「大気中の放射能」
空気中には放射能がないので、窓をしめたり、マスクをしたり、長袖を着る効果ゼロ。洗濯物、布団も外で乾燥させても問題はない。
スライド42
国(政治)が取組むべき緊急課題
① 国の責任で放射能除染に早急に着手すること
・国が責任をもち、除染は各自治体に委ねること。
・除染活動には地元住民の協力を得て、当面の労働(雇用)の機会とすること。
・避難住民の復帰は、2年程度を目処に取り組むこと(復帰への希望がもてること)。
② 放射能除染に伴う廃棄物の最終処分方法を早急に提示すること
・産業廃棄物でもなく原子炉規正法上の廃棄物でないが、安全な管理処分は極めて容易である。
・広域除染、数千万トンに及ぶ廃棄物の処分場は、各自治体、または県が責任をもって用意すること。
・放射能汚染を除去するためには最終処分場が不可欠であることを住民に理解してもらうことが
必要。(首長の指導力と覚悟を支援する国の協力が不可欠)
・簡便さとコストを考慮しない処理・処分方法は現実性がない。(思いつきの提案は混乱の原因)
③ 住民(福島県民)への適切なアドバイス
・現存被ばく状況にある地域での日常生活のすごし方(ストレスを少なくするための方策)
・空気中ダスト測定結果を踏まえ、マスクや長袖着用、窓を閉め切った生活の無意味さを説くこと。
・汚染地域での農作物へのセシウム取り込み防止の方法を提示すること
・食品摂取に関する基本的な注意
④ 住民に対する健康管理
・小児・子供、女性(妊娠可能)に対するセシウムの健康影響について、住民が納得できる説明が必要(現状は不安と疑心暗鬼で大混乱状態)
・子供への積算線量計の配布については、測定結果をサポートすることが必要。
・個々の住民の被ばく量の推定と長期的な健康管理体制の構築
以上
田中俊一氏講演スライド「放射能に汚染された土壤、瓦礫等の処分」
第四回原発対策国民会議における田中俊一氏の講演スライドより
スライド29
4.放射能に汚染された土壤、瓦礫等の処分
現実に合わない廃棄物処分に関する国の指針は、処分の障害
スライド30
廃棄物処理処分に関する安全確保の当面の考え方
処理
・処理施設の周辺住民の被ばくは1mSv/y以下にすること。
⇒ 除染を行っても福島県の住民の被ばくを1mSv/y以下にすることは不可能な状況
・処理作業者は1mSv/y以下、電離則を遵守して被ばく管理をすること。
⇒ 現状で、この条件は満足することは不可能で、処理は実施できない。
・排気・排水濃度限度以下であることを確認すること。
⇒ 校庭に埋めた場合は管理してない。
処分
・処分した後(管理期間終了後)のめやすは、10μSv/y。
⇒ 管理期間は決めない?
⇒ 校庭に埋めた土壌は管理しないか、管理期間終了のどちらか。
後者であれば、10μSv/y はまもることは不可能。
再生利用
・クリアランスレベル(100Bq/kg)以下、10μSv/y以下。
⇒ 避難区域からの持ち出し品のスクリーニングレベルは、10万cpm(表面400Bq/cm2相当)と相容れない
⇒ 市場流通前の基準以下とすれば、希釈効果を認めている今の基準より厳しく、実質的に再生利用は不可能。
スライド31
福島県内の災害廃棄物の処理方針
焼却灰、不燃物
・8000Bq/kg以下である主灰は、一般廃棄物採集処分場(管理型最終処分場)で埋設可能。
⇒ 廃棄物の放射能濃度の確認は、現地のバックグランドレベルが高くて実質的に不可能
(時間とコストをかければ可能)
・10万Bq/kgを越える場合は、放射線を遮へいできる施設で保管。国によって処分の安全性が確認されるまでの間、一次保管。
⇒ 大量の廃棄物を保管できる場所はない。したがって、処理できない。
再生利用
・安全委員会と同じ
その他
・焼却、埋立処分、再生利用については、施設の排気、処分場の排水等について適切かつ定期的な放射能濃度の測定。
・焼却灰を保管する量や放射能濃度を記録
⇒ 一般廃棄物処理場を放射性廃棄物処理施設と同じ考え方で扱うことで、誰が事業主体となるのか。許可は誰がどのように出すのか不明(環境省?)
・作業者には電離則を適用1mSv/y以下。
⇒ 処理は不可能。一般住民は子供も含めて1mSv/y以上でもよいということとの矛盾。
・施設の管理主体等については、民間業者の管理処分施設もありうる。
⇒ 放射性廃棄物であれば、長期の安全確保を含めて国(または、県、自治体)が責任をもつべき。
スライド32
現実(緊急時)に合った対応が必要
• 福島県を汚染している核種としては、137Csと134Csを考慮すればよい。
• ほとんどの地域で汚染除去によって排出される廃棄物濃度は、10万Bq/kg以下である。廃棄物濃度は地域ごとのスクリーニングが現実的である。
• 廃棄物の種類は、多様であり混在しているので、放射能濃度のスクリーニングは極めて困難で、分別効果はコスト高となるだけである。
• 放射性廃棄物は、各市町村で数百万トンになる。福島県全域では数千万トンか?
• できるだけ速やかに除染を行う必要がある。既に、大量の廃棄物が排出されており、福島県はパニック状況。
• 他の県でも下水処理施設の汚泥を最終処分する場所がない。最終処分場がなければ、いづれは問題になる。
既存の考え方、既存の基準・規則は現実に合わない。廃棄物の分別、縮減、再利用の考え方は、一旦捨てることが必要。
スライド33
国は、福島県及び自治体と協力して、放射能除染の前提となる放射性廃棄物の管理型処分場(トレンチ型)の実現を図る責任がある!
・土壌、草、樹木、コンクリート屑、汚泥など、除染をすれば廃棄物がでるので、これを集積して安全に処分できる場所の確保が必要である。
・瓦礫、除染廃棄物のセシウムの濃度はほとんど10万Bq/kg以下であり、トレンチ型の放射性廃棄物場であれば処分可能。
・放射性廃棄物は、放射能が減って安全になるまでは管理処分するのが鉄則である。
・管理処分場で常に放射能の監視を続ければ、安全は担保できる。特に、セシウムはベントナイトやゼオライトに吸着されると動かないので、管理が容易である。
茨城県東海村では、20年ほど前に我が国最初の試験用原子力発電所を解体し、放射能の低いコンクリート等をトレンチ型と呼ぶ処分場に埋めた実績がある。
村上村長のメッセージ
「私は原子力についての素人でありますので確たる事は申し上げられませんが、十分に研究された後実施された方法であることから何ら懸念するものはございません。ただ、私共地元民としては、埋設以後十分な期間モニタリングしてくれることを望んでおり、そのことで安心が得られるものと思っております。望んでいることは、このことのみで不安は全くございませんと云えます。」
スライド34
「セシウムに汚染した廃棄土壌等の管理処分場」
・ベントナイト中でのセシウムの300年間の移動距離は0.1mm
⇒ 数mmのベントナイト層を設ける事でセシウムの閉じ込めが可能。
・排水中のCs-137濃度を連続モニターで監視
・排水中のCs-137濃度が基準を上回った時には、ゼオライト吸着塔などを用いて排水を処理
・覆土を100cmすれば、放射線量は0.0001μSv/h以下
スライド35
「実績のある埋設処分場(東海村)」
①地下水の少ない場所に、
②遮水性及び閉じ込め能力の高い土(粘土など)で囲んで、
③十分な厚さの土砂で覆う。
④放射性物質の地下の挙動をシュミレーションで予測するとともに、
⑤周りへの影響が無いことを十分な期間モニタリングする。
セシウムは、土壌中の粘土成分と結合し、動きは非常に緩慢な性質に着目
スライド29
4.放射能に汚染された土壤、瓦礫等の処分
現実に合わない廃棄物処分に関する国の指針は、処分の障害
スライド30
廃棄物処理処分に関する安全確保の当面の考え方
原子力安全委員会(6月3日)
処理
・処理施設の周辺住民の被ばくは1mSv/y以下にすること。
⇒ 除染を行っても福島県の住民の被ばくを1mSv/y以下にすることは不可能な状況
・処理作業者は1mSv/y以下、電離則を遵守して被ばく管理をすること。
⇒ 現状で、この条件は満足することは不可能で、処理は実施できない。
・排気・排水濃度限度以下であることを確認すること。
⇒ 校庭に埋めた場合は管理してない。
処分
・処分した後(管理期間終了後)のめやすは、10μSv/y。
⇒ 管理期間は決めない?
⇒ 校庭に埋めた土壌は管理しないか、管理期間終了のどちらか。
後者であれば、10μSv/y はまもることは不可能。
再生利用
・クリアランスレベル(100Bq/kg)以下、10μSv/y以下。
⇒ 避難区域からの持ち出し品のスクリーニングレベルは、10万cpm(表面400Bq/cm2相当)と相容れない
⇒ 市場流通前の基準以下とすれば、希釈効果を認めている今の基準より厳しく、実質的に再生利用は不可能。
スライド31
福島県内の災害廃棄物の処理方針
環境省(6月23日)
焼却灰、不燃物
・8000Bq/kg以下である主灰は、一般廃棄物採集処分場(管理型最終処分場)で埋設可能。
⇒ 廃棄物の放射能濃度の確認は、現地のバックグランドレベルが高くて実質的に不可能
(時間とコストをかければ可能)
・10万Bq/kgを越える場合は、放射線を遮へいできる施設で保管。国によって処分の安全性が確認されるまでの間、一次保管。
⇒ 大量の廃棄物を保管できる場所はない。したがって、処理できない。
再生利用
・安全委員会と同じ
その他
・焼却、埋立処分、再生利用については、施設の排気、処分場の排水等について適切かつ定期的な放射能濃度の測定。
・焼却灰を保管する量や放射能濃度を記録
⇒ 一般廃棄物処理場を放射性廃棄物処理施設と同じ考え方で扱うことで、誰が事業主体となるのか。許可は誰がどのように出すのか不明(環境省?)
・作業者には電離則を適用1mSv/y以下。
⇒ 処理は不可能。一般住民は子供も含めて1mSv/y以上でもよいということとの矛盾。
・施設の管理主体等については、民間業者の管理処分施設もありうる。
⇒ 放射性廃棄物であれば、長期の安全確保を含めて国(または、県、自治体)が責任をもつべき。
スライド32
現実(緊急時)に合った対応が必要
• 福島県を汚染している核種としては、137Csと134Csを考慮すればよい。
• ほとんどの地域で汚染除去によって排出される廃棄物濃度は、10万Bq/kg以下である。廃棄物濃度は地域ごとのスクリーニングが現実的である。
• 廃棄物の種類は、多様であり混在しているので、放射能濃度のスクリーニングは極めて困難で、分別効果はコスト高となるだけである。
• 放射性廃棄物は、各市町村で数百万トンになる。福島県全域では数千万トンか?
• できるだけ速やかに除染を行う必要がある。既に、大量の廃棄物が排出されており、福島県はパニック状況。
• 他の県でも下水処理施設の汚泥を最終処分する場所がない。最終処分場がなければ、いづれは問題になる。
↓
既存の考え方、既存の基準・規則は現実に合わない。廃棄物の分別、縮減、再利用の考え方は、一旦捨てることが必要。
スライド33
国は、福島県及び自治体と協力して、放射能除染の前提となる放射性廃棄物の管理型処分場(トレンチ型)の実現を図る責任がある!
・土壌、草、樹木、コンクリート屑、汚泥など、除染をすれば廃棄物がでるので、これを集積して安全に処分できる場所の確保が必要である。
・瓦礫、除染廃棄物のセシウムの濃度はほとんど10万Bq/kg以下であり、トレンチ型の放射性廃棄物場であれば処分可能。
・放射性廃棄物は、放射能が減って安全になるまでは管理処分するのが鉄則である。
・管理処分場で常に放射能の監視を続ければ、安全は担保できる。特に、セシウムはベントナイトやゼオライトに吸着されると動かないので、管理が容易である。
茨城県東海村では、20年ほど前に我が国最初の試験用原子力発電所を解体し、放射能の低いコンクリート等をトレンチ型と呼ぶ処分場に埋めた実績がある。
村上村長のメッセージ
「私は原子力についての素人でありますので確たる事は申し上げられませんが、十分に研究された後実施された方法であることから何ら懸念するものはございません。ただ、私共地元民としては、埋設以後十分な期間モニタリングしてくれることを望んでおり、そのことで安心が得られるものと思っております。望んでいることは、このことのみで不安は全くございませんと云えます。」
スライド34
「セシウムに汚染した廃棄土壌等の管理処分場」
・ベントナイト中でのセシウムの300年間の移動距離は0.1mm
⇒ 数mmのベントナイト層を設ける事でセシウムの閉じ込めが可能。
・排水中のCs-137濃度を連続モニターで監視
・排水中のCs-137濃度が基準を上回った時には、ゼオライト吸着塔などを用いて排水を処理
・覆土を100cmすれば、放射線量は0.0001μSv/h以下
スライド35
「実績のある埋設処分場(東海村)」
①地下水の少ない場所に、
②遮水性及び閉じ込め能力の高い土(粘土など)で囲んで、
③十分な厚さの土砂で覆う。
④放射性物質の地下の挙動をシュミレーションで予測するとともに、
⑤周りへの影響が無いことを十分な期間モニタリングする。
セシウムは、土壌中の粘土成分と結合し、動きは非常に緩慢な性質に着目
田中俊一氏講演スライド「福島県の汚染の実態」
6月3日(金):福島大学行政政策学類が田中俊一氏を招いて「福島における放射能除染のあり方について」(リンク先youtube)という学習会を開催。
7月6日(水):原発対策国民会議が第四回の開催時に田中俊一氏を招いて「周辺放射能対策の重要課題」について協議。
第四回原発対策国民会議における田中俊一氏の講演スライド(リンク先pdf)中、6月3日の学習会に出ていない情報を抜粋。
スライド1
「環境へ放出された放射能除去の必要性と課題」
1.福島第1原発事故により放出された放射能
2.飯舘村長泥地区での放射能除染試験
3.福島県の汚染の実態4.放射能に汚染された土壌等の集積処分場
5.その他課題
① 食物摂取基準値
② 被ばく線量基準の決め方、適用
③ 住民に対する適切な発信
国(政治)が取組むべき緊急課題
スライド5
「現存被ばく状況にある地域(福島市、郡山市、二本松市等の中通り)の放射能汚染除染の必要性」
汚染の状況
・計画的避難区域ほどではないが、市街地、道路(コンクリート)、側溝、花壇、芝生、庭、屋根など
が広範囲に汚染し、空間の放射線量は年間数mSv~10数mSvのレベルである。
汚染除去の必要性
・年間20mSvを基準とし、空間線量率を3.8μSv/hを目安にしたが、ICRPのは汚染除去の努力を
して年間1mSvを目指すべきとしており、被ばく線量を下げる努力は国の責任である。
・特に、幼児・子供の被ばく線量は、最低でも成人の3分の1以下にするのが国際的合意である。
(18歳未満は、放射線管理区域での作業は許可されていないことも考慮すべき)
・住民に放射線被ばくに対する深刻な心配とパニックを引き起こし、その状況は極めて懸念される状況にある。特に、放射線被ばくの影響ついての国の説明が一貫性を欠いていることに加えて、多くの専門家の意見がバラバラで、住民の不信は頂点に達している。
年間100mSv以下、あるいは20mSv以下は、健康影響がないという説明は、科学的正確さに欠き、住民の不信を増加させるだけであり、放射線量を住民とともに下げる努力をしながら、放射線被ばくに関する住民との対話ができる状況を取り戻すことが重要で、それ以外に対話の道を開くことは不可能。
スライド20
「3.福島県の汚染の実態」
森羅万象は高い濃度の放射能に汚染されていることを認識する必要がある
スライド21
(牧草地の)土壌層には放射性物質はほとんど存在しない。
草地は、草の根元と土の表面に大部分のセシウムが留まっているので、これを丁寧に薄く剥ぎ取る。
杉や広葉樹の葉や枝にセシウムが取り込まれている。これは、水洗いしても落ちないので、できるだけ枝払いをする。
スライド22
スギの枝の放射能は、時間とともに内部に移動するので、早めに伐採することが望ましい
スライド23
「学校周囲の放射線量率」
校庭を安心して利用するためには、放射線量率を下げることが必要であり、校庭の土壌だけでなく、周囲の土手や樹木の放射能を除去する必要がある。
埋設地表面:0.25μSv/h 1m:0.5 μSv/h
ヒバ垣根・植込:1.4-3.7μSv/h
ジャングルジム:0.7-1 μSv/h
土手:3-5μSv/h
スライド24
「学校周囲の放射線量率」
校舎前のコンクリートからの放射線は、校舎内の放射線量に大きな影響を与えるので線量を下げるためには広い面積のコンクリートに付着している放射能を除去することが必要です。
コンクリートの割れ目には、周囲より多くの放射能が着いているので、これを丹念に取り除くことも必要であるが、こうした部分的な放射能は、被ばく線量にはあまり効かない。
表面:2-3 μSv/h 1m: 1.4-1.8 Sv/h
(割れ目):6-8μSv/h
スライド25
「学校周囲の放射線量率」
ベランダや屋上は教室との距離が近いので、校舎内での被ばく線量を下げるためには屋上やベランダの放射能も出来るだけ除去することが必要である。
屋根、雨樋
ベランダ3F:0.2-1μSv/h
屋上:0.6-1.6μSv/h
排水口:2.3μSv/h
コンクリート表面:2-2.4μSv/h
スライド26
「学校周囲の放射線量率」
プールの水は、放射能を取り除いてから排水し、プール底や壁、及び周囲の放射能を除染し、新しい水は循環しながら放射能(セシウム)を連続的に除去することで、遊泳可能にする。目標は海水浴場の基準である1リットルあたり50ベクレル以下。
屋根、雨樋の除染
常緑樹は深い剪定
プール周囲表面:1.5-2 μSv/h
プール側溝:6-8μSv/h
スライド27
「学校周囲の放射線量率」
校舎の裏側の土壌や叢に沈着している放射能は、校舎内の放射線量に大きな寄与があるので、これを丹念に取り除くことが必要である。
校舎裏:5 μSv/h
体育館の裏手表面: 33μSv/h
校舎裏(給食室裏)枯草: 2.5μSv/h
スライド28
「幼稚園周囲の放射線量率」
幼稚園の玄関の敷石には、グランドと比べると数倍の放射能が付着している。特に溝の部分は倍ぐらいである。
幼稚園内の放射線量をより下げるためには、敷石の放射能や屋根・雨樋などの放射能、それにグランド周囲の常緑樹の枝払いが必要である。
(敷石):1.9μSv/h
(敷石へり):3.0μSv/h
7月6日(水):原発対策国民会議が第四回の開催時に田中俊一氏を招いて「周辺放射能対策の重要課題」について協議。
第四回原発対策国民会議における田中俊一氏の講演スライド(リンク先pdf)中、6月3日の学習会に出ていない情報を抜粋。
スライド1
「環境へ放出された放射能除去の必要性と課題」
1.福島第1原発事故により放出された放射能
2.飯舘村長泥地区での放射能除染試験
3.福島県の汚染の実態4.放射能に汚染された土壌等の集積処分場
5.その他課題
① 食物摂取基準値
② 被ばく線量基準の決め方、適用
③ 住民に対する適切な発信
国(政治)が取組むべき緊急課題
スライド5
「現存被ばく状況にある地域(福島市、郡山市、二本松市等の中通り)の放射能汚染除染の必要性」
汚染の状況
・計画的避難区域ほどではないが、市街地、道路(コンクリート)、側溝、花壇、芝生、庭、屋根など
が広範囲に汚染し、空間の放射線量は年間数mSv~10数mSvのレベルである。
汚染除去の必要性
・年間20mSvを基準とし、空間線量率を3.8μSv/hを目安にしたが、ICRPのは汚染除去の努力を
して年間1mSvを目指すべきとしており、被ばく線量を下げる努力は国の責任である。
・特に、幼児・子供の被ばく線量は、最低でも成人の3分の1以下にするのが国際的合意である。
(18歳未満は、放射線管理区域での作業は許可されていないことも考慮すべき)
・住民に放射線被ばくに対する深刻な心配とパニックを引き起こし、その状況は極めて懸念される状況にある。特に、放射線被ばくの影響ついての国の説明が一貫性を欠いていることに加えて、多くの専門家の意見がバラバラで、住民の不信は頂点に達している。
年間100mSv以下、あるいは20mSv以下は、健康影響がないという説明は、科学的正確さに欠き、住民の不信を増加させるだけであり、放射線量を住民とともに下げる努力をしながら、放射線被ばくに関する住民との対話ができる状況を取り戻すことが重要で、それ以外に対話の道を開くことは不可能。
スライド20
「3.福島県の汚染の実態」
森羅万象は高い濃度の放射能に汚染されていることを認識する必要がある
スライド21
(牧草地の)土壌層には放射性物質はほとんど存在しない。
草地は、草の根元と土の表面に大部分のセシウムが留まっているので、これを丁寧に薄く剥ぎ取る。
杉や広葉樹の葉や枝にセシウムが取り込まれている。これは、水洗いしても落ちないので、できるだけ枝払いをする。
スライド22
スギの枝の放射能は、時間とともに内部に移動するので、早めに伐採することが望ましい
スライド23
「学校周囲の放射線量率」
校庭を安心して利用するためには、放射線量率を下げることが必要であり、校庭の土壌だけでなく、周囲の土手や樹木の放射能を除去する必要がある。
埋設地表面:0.25μSv/h 1m:0.5 μSv/h
ヒバ垣根・植込:1.4-3.7μSv/h
ジャングルジム:0.7-1 μSv/h
土手:3-5μSv/h
スライド24
「学校周囲の放射線量率」
校舎前のコンクリートからの放射線は、校舎内の放射線量に大きな影響を与えるので線量を下げるためには広い面積のコンクリートに付着している放射能を除去することが必要です。
コンクリートの割れ目には、周囲より多くの放射能が着いているので、これを丹念に取り除くことも必要であるが、こうした部分的な放射能は、被ばく線量にはあまり効かない。
表面:2-3 μSv/h 1m: 1.4-1.8 Sv/h
(割れ目):6-8μSv/h
スライド25
「学校周囲の放射線量率」
ベランダや屋上は教室との距離が近いので、校舎内での被ばく線量を下げるためには屋上やベランダの放射能も出来るだけ除去することが必要である。
屋根、雨樋
ベランダ3F:0.2-1μSv/h
屋上:0.6-1.6μSv/h
排水口:2.3μSv/h
コンクリート表面:2-2.4μSv/h
スライド26
「学校周囲の放射線量率」
プールの水は、放射能を取り除いてから排水し、プール底や壁、及び周囲の放射能を除染し、新しい水は循環しながら放射能(セシウム)を連続的に除去することで、遊泳可能にする。目標は海水浴場の基準である1リットルあたり50ベクレル以下。
屋根、雨樋の除染
常緑樹は深い剪定
プール周囲表面:1.5-2 μSv/h
プール側溝:6-8μSv/h
スライド27
「学校周囲の放射線量率」
校舎の裏側の土壌や叢に沈着している放射能は、校舎内の放射線量に大きな寄与があるので、これを丹念に取り除くことが必要である。
校舎裏:5 μSv/h
体育館の裏手表面: 33μSv/h
校舎裏(給食室裏)枯草: 2.5μSv/h
スライド28
「幼稚園周囲の放射線量率」
幼稚園の玄関の敷石には、グランドと比べると数倍の放射能が付着している。特に溝の部分は倍ぐらいである。
幼稚園内の放射線量をより下げるためには、敷石の放射能や屋根・雨樋などの放射能、それにグランド周囲の常緑樹の枝払いが必要である。
(敷石):1.9μSv/h
(敷石へり):3.0μSv/h
2011年8月2日火曜日
本朝文雄百人一首 巴女 歌川国芳
Tomoe-jo, from the series One Hundred Poets from the Literary Heroes of Our Country (Honchô bun'yû hyakunin isshu) / Kuniyoshi
本朝文雄百人一首 巴女 歌川国芳 1842~1843年頃
"權頭兼遠が女(むすめ)木曽義仲の妾(せふ)武勇力量人に越え無双の美人なり義仲亡びて後 和田義盛に嫁し一子を産 義秀これ也 和田合戦後越中に尼となり引篭(ひきこもり)九十余才まで壽ける"
"おほ空に月のひかりもきよけれバ 影見し水ぞ まづこほりける ともへ"
古今和歌集 巻第六 冬歌 三一六 題しらず よみ人しらず
大空の月の光しきよければ影見し水ぞまづ凍ける
本朝文雄百人一首 巴女 歌川国芳 1842~1843年頃
"權頭兼遠が女(むすめ)木曽義仲の妾(せふ)武勇力量人に越え無双の美人なり義仲亡びて後 和田義盛に嫁し一子を産 義秀これ也 和田合戦後越中に尼となり引篭(ひきこもり)九十余才まで壽ける"
"おほ空に月のひかりもきよけれバ 影見し水ぞ まづこほりける ともへ"
古今和歌集 巻第六 冬歌 三一六 題しらず よみ人しらず
大空の月の光しきよければ影見し水ぞまづ凍ける
古根本朝名女百傳 巴御前 歌川国芳
Tomoe Gozen, from the series One Hundred Stories of Famous Women of Japan, Ancient and Modern (Kokon honchô meijo hyakuden) / Kuniyoshi
古根本朝名女百傳 巴御前 歌川国芳 1843年頃
"和田義盛の内室となる木曽殿打死の時生捕となつて鎌倉へひかれしに頼朝公かねて巴が勇力をきこしめされその力をためし玉ハんと御前に召いだしいかに巴とやらん主家の大事に力やおちけんとのたまふをきいて寛尓(につこ)とわらひ座をたつて柳営の真中に建たる柱に諸手をかけ左のミ(さのみ)力もいれざる様にてアイと一トゆりゆりけれバ殿中地震(ない)のふるふが如くいまや御舘(みたち)もくづれんとする大将はじめ仕候の面/\其怪力を懼(おそれ)けるとぞ ひきぬきし松ばかりかと? こころねも をれてふたゝび つまさだめせし 柳下亭種員記"
古根本朝名女百傳 巴御前 歌川国芳 1843年頃
"和田義盛の内室となる木曽殿打死の時生捕となつて鎌倉へひかれしに頼朝公かねて巴が勇力をきこしめされその力をためし玉ハんと御前に召いだしいかに巴とやらん主家の大事に力やおちけんとのたまふをきいて寛尓(につこ)とわらひ座をたつて柳営の真中に建たる柱に諸手をかけ左のミ(さのみ)力もいれざる様にてアイと一トゆりゆりけれバ殿中地震(ない)のふるふが如くいまや御舘(みたち)もくづれんとする大将はじめ仕候の面/\其怪力を懼(おそれ)けるとぞ ひきぬきし松ばかりかと? こころねも をれてふたゝび つまさだめせし 柳下亭種員記"
震災に関する茅野市の取り組み 「ふくしまっ子の夏休み」関連
長野県 茅野市役所/震災に関する茅野市の取り組み
7月15日(金曜日) 地震災害茅野市支援対策本部員会議(第27回)
○カタログハウスの企画への支援状況(7月12日「ふくしまっ子の夏休み」実行委員会が発足)
7月25日から第1期の受入れが始まる。市も協力していく。
7月25日(月曜日) 地震災害茅野市支援対策本部員会議(第28回)
○カタログハウスの被災者支援事業…活動支援の打合せを本日(7月25日)10時から
●社協で活動応援ボランティアを募集中
○社会福祉協議会が支援物資提供の募集(夏服と下着)
8月1日(月曜日) 地震災害茅野市支援対策本部員会議(第29回)
○カタログハウスによる被災者支援事業(「ふくしまっ子の夏休み」7/25~7/31)
第1クール参加者:250人
(子どもが140人うち6歳以下の幼児が3分の1、別にカタログハウスのスタッフ9人)
ボランティア「思い出づくり応援隊」の参加状況
火曜日:「車山に登ろう隊」ボランティア2名・社協職員1名・市職員1名
水曜日:「縄文の里で遊ぼう隊」ボランティア3名・市職員2名
金曜日:「魚をつかんでバーベキュー隊」ボランティア2名・社協職員3名・市職員5名(当日中止になる)
土曜日:「宿題やったら遊ぼう隊」ボランティア1名・社協職員3名・市職員8名
全体報告:こどもには、喜んでもらっている。ボランティアの申込みが低調である。
○空間放射線量の測定結果 7月26日(火曜日)
茅野市役所:庁舎屋上→0.05(μSv/h)、地上1m→0.06(μSv/h)
豊平小学校:地上1m→0.06(μSv/h)、地上50cm→0.07(μSv/h)、地表→0.06(μSv/h)
いずれも健康に影響のない値でした。
8月8日(月曜日) 地震災害茅野市支援対策本部員会議(第30回)
○カタログハウスによる被災者支援事業(「ふくしまっ子の夏休み」8月1日~7日)
第2クール参加者:190人
茅野どんばんの踊り連へ30人参加
8月24日(水曜日) 地震災害茅野市支援対策本部員会議(第31回)
○カタログハウスによる被災者支援事業「ふくしまっ子の夏休み」
第3クール(8月15日~8月21日)参加者:200人
第4クール(8月22日~8月28日)参加者:約190人
9月14日(水曜日) 地震災害茅野市支援対策本部員会議(第32回)
○石巻市への災害ボランティアパック(第4回)
9月20日~9月23日、ボランティア14名、社協職員2名、運転手2名の計18名で実施
○カタログハウスによる被災者支援事業「ふくしまっ子の夏休み」
参加者(1期~4期)大人294人、子ども519人、計813人、
思い出作り応援隊の延べ人数、ボランティア61人、社協職員12人、市職員28人、計101人
市営温泉施設利用の延べ人数、1,763人
●協議事項
○10月1日以降の地震災害被災者・避難者への支援体制
(1)支援に関する指針の見直し
種別と支援内容「地震・津波被害と放射線被害の2種別」とする。(別紙「地震災害被災者・避難者の支援に関する指針(平成23年9月14日決定)」による。)
適用範囲「この指針は、被災者の現況を確認する時点において、継続して避難を余儀なくされている場合に適用する。」実施期間「当面平成24年3月31日までとする。」
○10月1日以降の民営宿泊施設での被災者受け入れ支援事業
「東日本大震災及び長野県北部地震による民間営業宿泊施設での被災者受入支援に関する要綱」の実施期間を平成24年3月31日までとする。
「東日本大震災及び長野県北部地震による民間営業宿泊施設での被災者受入支援に関する運用細則」の被災者条件を満たす者とは、被災者の現況を確認する時点において、継続して避難を余儀なくされている場合に適用する。
7月15日(金曜日) 地震災害茅野市支援対策本部員会議(第27回)
○カタログハウスの企画への支援状況(7月12日「ふくしまっ子の夏休み」実行委員会が発足)
7月25日から第1期の受入れが始まる。市も協力していく。
7月25日(月曜日) 地震災害茅野市支援対策本部員会議(第28回)
○カタログハウスの被災者支援事業…活動支援の打合せを本日(7月25日)10時から
●社協で活動応援ボランティアを募集中
○社会福祉協議会が支援物資提供の募集(夏服と下着)
8月1日(月曜日) 地震災害茅野市支援対策本部員会議(第29回)
○カタログハウスによる被災者支援事業(「ふくしまっ子の夏休み」7/25~7/31)
第1クール参加者:250人
(子どもが140人うち6歳以下の幼児が3分の1、別にカタログハウスのスタッフ9人)
ボランティア「思い出づくり応援隊」の参加状況
火曜日:「車山に登ろう隊」ボランティア2名・社協職員1名・市職員1名
水曜日:「縄文の里で遊ぼう隊」ボランティア3名・市職員2名
金曜日:「魚をつかんでバーベキュー隊」ボランティア2名・社協職員3名・市職員5名(当日中止になる)
土曜日:「宿題やったら遊ぼう隊」ボランティア1名・社協職員3名・市職員8名
全体報告:こどもには、喜んでもらっている。ボランティアの申込みが低調である。
○空間放射線量の測定結果 7月26日(火曜日)
茅野市役所:庁舎屋上→0.05(μSv/h)、地上1m→0.06(μSv/h)
豊平小学校:地上1m→0.06(μSv/h)、地上50cm→0.07(μSv/h)、地表→0.06(μSv/h)
いずれも健康に影響のない値でした。
8月8日(月曜日) 地震災害茅野市支援対策本部員会議(第30回)
○カタログハウスによる被災者支援事業(「ふくしまっ子の夏休み」8月1日~7日)
第2クール参加者:190人
茅野どんばんの踊り連へ30人参加
8月24日(水曜日) 地震災害茅野市支援対策本部員会議(第31回)
○カタログハウスによる被災者支援事業「ふくしまっ子の夏休み」
第3クール(8月15日~8月21日)参加者:200人
第4クール(8月22日~8月28日)参加者:約190人
9月14日(水曜日) 地震災害茅野市支援対策本部員会議(第32回)
○石巻市への災害ボランティアパック(第4回)
9月20日~9月23日、ボランティア14名、社協職員2名、運転手2名の計18名で実施
○カタログハウスによる被災者支援事業「ふくしまっ子の夏休み」
参加者(1期~4期)大人294人、子ども519人、計813人、
思い出作り応援隊の延べ人数、ボランティア61人、社協職員12人、市職員28人、計101人
市営温泉施設利用の延べ人数、1,763人
●協議事項
○10月1日以降の地震災害被災者・避難者への支援体制
(1)支援に関する指針の見直し
種別と支援内容「地震・津波被害と放射線被害の2種別」とする。(別紙「地震災害被災者・避難者の支援に関する指針(平成23年9月14日決定)」による。)
適用範囲「この指針は、被災者の現況を確認する時点において、継続して避難を余儀なくされている場合に適用する。」実施期間「当面平成24年3月31日までとする。」
○10月1日以降の民営宿泊施設での被災者受け入れ支援事業
「東日本大震災及び長野県北部地震による民間営業宿泊施設での被災者受入支援に関する要綱」の実施期間を平成24年3月31日までとする。
「東日本大震災及び長野県北部地震による民間営業宿泊施設での被災者受入支援に関する運用細則」の被災者条件を満たす者とは、被災者の現況を確認する時点において、継続して避難を余儀なくされている場合に適用する。
あさイチ【特集】除染 環境を取り戻せるか? 専門家ゲスト:田中俊一さん
あさイチ【特集】除染 環境を取り戻せるか? 専門家ゲスト:田中俊一さん 2011年8月2日(火)より
除染のポイント(モニタリング)
ホットスポットを探す目的で放射線測定器を使用する際は、ビニール袋に入れてベタ置きで測定したほうが良い。
・他のスポットからの放射線をなるべく受けないように計測するため
・相対的な高低を計測すれば良いため
除染のポイント(実践編)
・ビニール手袋を使い捨てにする。服装は軽装でも良い。作業後の洗濯は風呂でざっと水洗いしてからの方が良い。
・草を抜いたら土を落とさないように(草の根元数センチのところに放射性セシウムがあるため)
・"窓などは回すように拭くのではなく、一方向に拭いて一か所に放射性物質を集め、ぬぐい取る。(その雑巾などはそのまま捨てる)"
除染のポイント(仮置き)
・除染で出た廃棄物は厚手のビニール袋に詰める。
・"なるべく家から離す(距離の二乗に反比例して放射線量は減る)"
・"廃棄物を入れた袋の放射線量を測定、その線量を袋に書き入れる。"
・"土を掘ってその穴に放射線量の高い数値の袋から下にして埋める。"
・放射線量の低い袋で高い袋を遮蔽するように重ねていく
・"だんだんと低い線量の袋を重ね、最後に土のうや土を上にかける。(20センチの土で覆えば線量は5分の1~10分の1になる)"
除染のポイント(モニタリング)
ホットスポットを探す目的で放射線測定器を使用する際は、ビニール袋に入れてベタ置きで測定したほうが良い。
・他のスポットからの放射線をなるべく受けないように計測するため
・相対的な高低を計測すれば良いため
除染のポイント(実践編)
・ビニール手袋を使い捨てにする。服装は軽装でも良い。作業後の洗濯は風呂でざっと水洗いしてからの方が良い。
・草を抜いたら土を落とさないように(草の根元数センチのところに放射性セシウムがあるため)
・"窓などは回すように拭くのではなく、一方向に拭いて一か所に放射性物質を集め、ぬぐい取る。(その雑巾などはそのまま捨てる)"
除染のポイント(仮置き)
・除染で出た廃棄物は厚手のビニール袋に詰める。
・"なるべく家から離す(距離の二乗に反比例して放射線量は減る)"
・"廃棄物を入れた袋の放射線量を測定、その線量を袋に書き入れる。"
・"土を掘ってその穴に放射線量の高い数値の袋から下にして埋める。"
・放射線量の低い袋で高い袋を遮蔽するように重ねていく
・"だんだんと低い線量の袋を重ね、最後に土のうや土を上にかける。(20センチの土で覆えば線量は5分の1~10分の1になる)"
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